小さい頃、将来就きたい理想の仕事を聞かれた記憶がある人は少なくないだろう。
聞かれていなくても、将来就きたい理想の仕事を考えたことはあるはずだ。
たとえばスポーツ選手や花屋さん、警察官など。
子供が口にする仕事は色々ある。
だが大人になるとどうだろうか。
小さい頃、なりたいと思った仕事に就いている人はそう多くない。
むしろ全く関係ない仕事についている人のほうが多いかもしれない。
大人になったことで現実が見えてきて、納得できないことや不満を飲み込み、毎日義務的に仕事を熟している人もいるだろう。
小さい頃の夢や好きなことを仕事にするのはこれほど難しいものなのだ。
だが、たとえばプロ野球選手になりたい人は、プロ野球選手になることにしか興味がないのか、それとも野球が好きで野球に関われるなら他の仕事でもやりたいと思うのか考えてみてほしい。
プロ野球選手になれる人はほんの一握りであるため非常に厳しいが、野球用のグローブやユニフォーム、バットなどの野球関連商品を製造する会社への就職なら可能かもしれない。
ほかにも野球選手の体のメンテナンスを行うスポーツトレーナーや球場のスタッフなど、野球に関わる仕事は多くある。
このように好きなこととの関わり方は決して一つではない。
見方を変えれば好きなことに関わることは可能だ。
好きでもない仕事をただ淡々と熟すよりも、好きなことに関わる仕事をしていた方が確実にやりがいは大きい。
もちろん最初は好きではなくても、将来的に好きになることもあるが、そこまでの道のりは楽ではない。
だがせっかくなら、小さい頃思い描いた理想の仕事を諦めてしまう前に、色々な角度から見つめ直して見るのもよいのではないだろうか。